奮闘記 『就職活動編』その4 少しでも時間と余裕を求めて… 年金の免除について編
こんにちは、こんばんは。
rikuto_papaです。
以前の記事でハローワークと税金についてのお話をしました。
今回は、年金について、お話していこうと思います。
意外とややっこしいんですよこれが…
年金について
年金については会社員の皆さんは、2号被保険者になっていると思います。
また、扶養されている20歳以上の方がいらっしゃる場合は3号被保険者となっていると思います。
つまり2号被保険者の方がまとめて払っているイメージですね。
そして、2号被保険者の場合は、国民年金と厚生年金に加入していることになります。
ちなみにですが、大きな企業さんだとこのほかに私的年金にも加入されている場合があります。(企業年金と言われるものですね)
年金保険料は?
国民年金は定額なのですが、厚生年金については給与によって変化します。
ですので毎月の給与や賞与の差に保険料率をかけ算出され金額が設定されます。
ここで注目!!
厚生年金については、労使折半と言って、企業と個人が半分ずつ保険料を払っています。
会社を辞めるとどうなる?
会社員ではなくなると、2号被保険者から1号被保険者に切り替わることになります。
ですので、国民年金のみの支払となります。(2021年は16,610円/月)
そして、扶養であった3号被保険者の方も1号被保険者へ切り替わります。
※つまり人数分の国民年金保険料の支払いが求められることになります。
そんなに保険料払えない…そんな場合は?
お金がないから払わない・・・これは、未納になってしまいます。
年金は納付年数で給付金額が変わるので、未納は避けるようにしましょう。
でも、そんな余裕はないのですが…そんなときは
はい、免除制度を利用ください。
免除制度は、所得が少ないときや失業等により保険料が納められないときに本人の申請により、保険料が免除される制度になります。
国民年金は考え方が複雑なのですが、年度の考えが7月から翌年の6月までになるんです。
つまり令和3年度は2021年7月~2022年6月までになります。
免除の種類って?
①免除(全額・一部免除)申請
本人、配偶者、世帯主の前年度所得が一定額の場合と失業等の事由がある場合に申請が可能
②納付猶予申請
50歳未満で本人、配偶者の前年度所得が一定額の場合、納付が猶予されます。
③学生納付特例申請
学生の方で本人の前年度所得が一定額の場合、納付が猶予されます。
申請の期間は?
2年までさかのぼって(二年と一カ月)免除申請が出来ます。
免除でどうなるの?
下記の表の様な違いがありますので要確認してください
申請内容と期間 | 納付 | 全額免除 | 一部免除 | 納付猶予 (学生納付特例) |
未納 |
老齢・障害・遺族基礎年金の受給資格期間に含ま… | れる | れる | れる 注2 |
れる | れない |
老齢基礎年金額の計算に含ま… | れる | れる 注1 |
れる 注1、注2 |
れない | れない |
注1 全額収めた場合と比べ、受け取れる年金金額の割合
●全額免除 1/2 ●3/4免除 5/8
●半額免除 3/4 ●1/4免除 7/8
注2 一部免除の場合は、保険料を納めない場合は『未納』になります。
老後が心配だから、ちゃんと年金はもらいたい
とりあえず全額免除でも1/2は収めたことになるんですね…
免除の場合は10年間の追納が可能ですのでここで全額支払いが出来れば、免除期間は満額納付になりますので、少しずつ納付を行うようにしましょう。
注意点、申請について
私の場合は5月に免除申請を行いましたが、申請後審査に時間がかかるようです
2か月ぐらいかかるそうです。
そして、5月に申請したので令和2年度の6月分の免除申請になっており申請が通った後に再度令和3年度の申請をしてくださいと言われました。
年度の考えや申請の流れはお役所なので型にはまった感じになりますね。
いずれにせよ、申請中の納付は不要のようなので、金銭的余裕が少しできそうでホッとしております。
次回は健康保険について触れていければと思います。